樋と庇のハナシ
- 2021.10.20
鉄筋コンクリートの四角い集合住宅と
伝統的な木造の一戸建ての屋根を見比べたとき
いくつかの「カタチの違い」に気が付くはずです。
まず、屋根が壁よりも大きく伸びていること。
そして、窓のうえには庇があること。
「軒」「庇」「縁側」は、近年忘れられつつありますが
「雨をいかに防ぐか」ということから作り出された日本建築の素晴らしい装置です。
長い軒や、庇の機能には、建物本体を保護し、雨から守る目的があります。
また、虫の害や腐朽菌から守ることも、庇の大事な役割です。
日本の住宅の庇は、3尺およそ90センチメートルが基本です。
高さがだいたい9尺ありますから、高さに対して約0.3割合です。
庇の角度は都合よくできており、冬の光は奥まで入り
太陽が上の方にある夏の光は入りません。
太陽の角度は、夏と冬で47度違いますから
この庇があると、簡単に言えば「夏は涼しく、冬は暖かい」が達成されるのです。
岐阜県中津川市にある「原瓦店」は
昭和初期から受け継がれてきた伝統ある瓦屋根工事店。
岐阜県と愛知県をエリアとして、瓦屋根の新築・修理工事を承っております。
板金カバー工法の修理も可能です。
創業から受け継がれてきた「お客様第一」の精神を胸に秘め、日々業務に取り組んでまいります。
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